連載⑨「収益向上のカギ、従業員がイキイキ働く組織へ!」
健康経営の支援で隠れた健康課題を解消しよう
健康診断では把握できない隠れた健康課題が、従業員の生産性を低下させている可能性があります。欠勤するまでではないものの、心身の不調が業務遂行能力を阻害し、最適なパフォーマンスを発揮できない状態、いわゆる「プレゼンティズム」は、企業にとって大きな損失をもたらすリスクがあります。経済産業省の資料によれば、プレゼンティズムによる損失は1人あたり約56万円にのぼるとされています。
このような心身の不調は、業務の負荷やストレス、不適切な職場環境、コミュニケーション不足、そして仕事とプライベートのバランスの崩れなど、さまざまな要因が関係しています。これらの課題を解決するためには、健康経営における支援が不可欠です。